オーバーワークによる運動障害

今回のテーマにおける運動障害は、運動中に突発的に発生した事故によるけがではなく、

過剰な運動をつづけたことによっておこる慢性的な障害のことです。

傷めることの多い組織は、骨格筋・骨・軟骨・靭帯・神経で、具体的な運動障害として、筋肉痛、

疲労骨折、骨膜炎、靭帯炎、腰痛、末梢神経などがあります。

痛めた後の治療・回復は、その組織によって非常に差があるのが特徴です。

運動障害を起こす要因は、個体の要因(性別、年齢、体力レベルなど)、

方法の要因(運動の質、種類、運動量など)、

環境の要因(天候、水温、靴、用具など)の3つと言われています。

特にトレーニング中に起きる要因としては、方法の要因や個体の要因が多いです。

重量を無理な姿勢で上げた場合やトレーニングフォームが崩れた状態での

結合組織の負担、自己流トレーニングによるトレーニング方法の間違いなどがあります。

ケガをしては回復に時間がかかるだけではなく、日常生活の支障にもなるので、

必ず無理のない範囲で、トレーニング方法がわからない場合は、無理して行わず、

必ずプロのトレーナーを付けることをおススメいたします。