激しいトレーニングによって起こる運動性貧血
今回のテーマは「運動性貧血」です。
急激な運動や激しいトレーニングによって、生体の赤血球が血管内で破壊され、単位容積内の
赤血球数が減少した状態をいいます。
運動時に動悸・息切れ・頭痛・倦怠感を感じたり、食欲不振、運動成績の低下などがみられた場合、
運動性貧血が疑われます。
検査でヘモグロビンの減少や不足、ヘマトクリット値の低下によって判明します。
スポーツ選手の場合は鉄欠性の貧血が大部分ですが、減量のために必要な栄養が摂れていない、
運動時の発汗による鉄の損失が大きい。
激しい運動の反復によるストレスで赤血球が破壊されるなどの原因が考えられます。
食生活の改善、十分な栄養素の補給、運動量に合ったエネルギー摂取などで改善できます。