健康を維持させるために必要とされる運動所要量
健康を維持するために必要とされる運動量。厚生労働省では、
中高年の生活習慣予防を目的に、日常生活の中に運動習慣を定着させるため
平成元年に「健康づくりのための運動所要量」を策定しています。
この運動所要量を利用する際の注意事項としては、
①1日の運動持続時間が10分以上
②1日の運動合計時間は20分以上
③原則として毎日行う
④過度の運動強度・時間はかえって健康を害することがあるので注意する
⑤疾病にかかっている疾病の危険因子を持っている人、日常の
生活活動強度が著しく低い人が行う際は、医師の指導のもとに行う、などが
上げられます。
◆健康づくりのための運動所要量
年齢階層 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
1週間の合計運動時間 | 170分 | 160分 | 150分 | 140分 |
目標心拍数(拍/分) | 125 | 120 | 115 | 110 |
(注)目標心拍数は、安静時心拍数が概ね70拍/分である平均的な人が50%に相当する強度の
運動をした場合の心拍数を示すものです。
これから寒い時期になりますが、「健康づくりのための運動所要量」を目標に日常生活の
活動量を行っていく1つの指標にしていただければと思います。