サルコメアの数が決まる羽状角

羽状角は、羽状筋の長軸と筋繊維のなす角をいいます、羽状筋ではない筋肉はこの角が0度になっています。

筋横断面積当たりに存在する筋節(サルコメア)の数は羽状角に応じて変化します。

そのため、羽状角の大きさによって、筋の発揮能力や収縮速度の特性も変わってきます。

羽状角が大きいほど、並列な筋繊維の数は増加し、筋発揮能力に優れ、収縮速度に劣ります。

羽状角が15度を超えるものは少なく、筋長が短いほど、羽状角が大きい傾向があります。

羽状筋の代表的なものとしては、大腿直筋があります