成長ホルモンに関わる、インスリン様成長因子(IGF)
インスリン様成長因子は、成長ホルモンの作用に関わる物質で、
インスリンに近い構造と機能を持っています。
IGFソマトメジンとも呼ばれています。IGFは成長ホルモンが肝細胞を刺激したのち、
肝臓から分泌され、その過程には8~29時間かかります。
IGFは脂肪組織にかなり大量に含まれています。
骨格筋にはごく微量しか存在しておりませんが、トレーニング刺激によって筋肉で合成される
ことがわかってきています。また、血中に存在するIGFは少なくても5種類存在していることが確認
されています。これらは結合タンパクと結びついて血中を循環して、筋細胞の結合タンパクの分泌を刺激して
います。筋力トレーニングを行うことで、IGFの働きは増加し、筋力や筋サイズに効果をもたらすと
言われています。