タンパク質の総称!アルブミン!
卵白アルブミンに由来する言葉で、一群の単純タンパク質の総称です。
グロブリンとともに、大部分の動植物の細胞や組織に広く見出されるタンパク質の一群。
語源は卵白に由来していて代表的なものに卵白アルブミン、血清アルブミンなどがあります。
分子量数万以下で、20種の基本アミノ酸のみで構成された単純タンパク質です。
本来の定義は水に可溶性のタンパク質をいいますが、その多くが硫酸アンモニウム半飽和溶液に可溶なタンパク質です。
グロブリンの対語として使われる血清アルブミン、オボアルブミン、ラクトアルブミンなど、特定のタンパク質を指す語としても用いられています。
特性としては動植物の細胞・体液などに含まれる一群の可溶性タンパク質で、水溶液を加熱すると変性して凝固します。
卵の白身や血清・乳汁などに含まれます。
健康維持に欠かせないのです。
それはなぜか???
水分を保持し、血液を正常に循環させるための「浸透圧の維持」、体内のいろいろな物と結合してそれらを適したところへ運ぶ「運搬作用」があるからです。
体液の濃度を調整し、血管の内側と外側の水分のバランスを保つ働きがあります。
抗酸化作用によって老化や肌荒れを予防するほか、でんぷんの消化吸収をおだやかにしてくれるともいわれています。
また、血液の中に入ってホルモンや栄養素を全身の細胞に運搬するため身体の内部から細胞を活性化し、免疫力を向上させます。
通常、老化と共にアルブミンは減りますが、近年は偏食やダイエットが原因で、年齢とは関係なくアルブミン不足の人が増えているそうです。
アルブミンは、低栄養で値が低くなります。
アルブミンが血液1dL中3.8g以下になると栄養状態の低下を意味します。
アルブミンの値が低いと免疫力や筋力低下が起こったり、抗生剤などの薬が効きにくくなったり様々な症状が現れます。
また免疫力に影響するので、アルブミンの量が多いほど健康長寿である場合が多く、少ない人は短命であるという研究結果が出ているそうです。
人間ドッグに行けば調べることが出来るので、是非皆様も一度、アルブミンの数値を知るのも良いかと思います。